ほばしらパトロール~九州自然歩道から爽健の森

本日、保全部は16名でパトロールを行いました。皿倉平から権現周回路を反時計回りに進み、九州自然歩道から東西分岐、市瀬峠で折り返し、爽健の森、権現周回路のパトロール計画です。

爽やかな天気、パトロール日和です。

皿倉平から九州自然歩道までは、8月に作業を行っていますが、枯木が多く見かけられました。

市瀬峠西下り口から九州自然歩道に入りましたが、枯木が多く注意が必要です。枯木ばかり気になりますが、階段の整備も次回の作業で行うことと皆に共有(できたかな)

登山道に倒れた木は、通行の妨げにならない場所へ

思った以上に時間がかかり、今回は市瀬峠折り返しを取りやめることに

横木が崩れた箇所も多く、こちらも対応が必要です。

皿倉平へ戻り、本日のパトロールを終了しました。

今日は、東西分岐で「きのこまみれ」、めぐみの森で「ジャンボサイズ」のきのこ達に会いました。

皿倉山にはアケボノソウも咲いています

第2回野鳥観察会 〜山頂でハチクマの渡りを観よう〜

9月21日土曜日9時30分、帆柱ケーブルカー山麓駅に参加者13名、スタッフ11名(ボランティア研修生6名含む)及び北九州野鳥の会の梅野講師の総勢25名が集まりました。
 予報では皆さんの熱い期待を裏切るような南西の風4m/hでしたが、講師の言うハチクマが飛ぶ5%の可能性にかけて山頂に登りました。
 ハチクマとは夏鳥として日本に渡ってくるタカ科の猛禽類で、全長約60cm、羽を広げると120〜140cmにもなる主にハチの幼虫やサナギを食べる鳥です。夏にやってきて日本各地で繁殖し、毎年9〜10月中旬にかけて南下し、北九州上空付近を通り最終的には東南アジアを目指して飛んでいきます。上昇気流に乗り悠々と飛んで行く姿は人の心をざわつかせます。
 この日の山頂は残念ながら曇天で風が強くハチクマの勇姿を見ることはできませんでした。その後ビジターセンターでの座学で、ハチクマの説明や皿倉山周辺で梅野講師自ら地道にカメラに収めた鳥たちのスライドを見せて頂きました。
 この日はハチクマの渡り観察という目的は達成できませんでしたが、自然には勝てません。昨年の写真を下に載せます、ご鑑賞ください。

参加者の皆さんありがとうございました。

保全作業~刈払機点検

本日9月21日の保全活動は、来月の薬用植物園の草刈り作業に備えた刈払機の点検とやまぼうし周辺の草刈りです。保全部員11名で作業に取り掛かりました。

刈払機は必要な整備を行い、1台づつ動作確認をしました。メンテナンスができる保全部員がいて助かります。

点検作業の後は、草刈りを行いました。刈払いも片付けも手際よく行い、お昼過ぎに作業は終了しました。

昼食後、今日の反省を行い本日の作業は終了しました。

森のカルチャー(草木染・クサギ・くちなし染)

秋晴れの9月12日、森のカルチャー「草木染め教室」が開催されました。今回は、クサギとくちなしを使った染め体験。一般参加者7名、研修生5名、そしてスタッフ6名が集まり、自然の色彩を楽しむ時間を過ごしました。

朝10時半、スタッフの挨拶で教室が始まりました。まずは、クサギとくちなしの染料作りから。参加者の皆さんは、染料が煮出される間に、どんな色やデザインにしようか、わくわくしながら考えていました。

今回の特徴は、3色の染め色を楽しめたこと。クサギからは青、くちなしからはオレンジ、そして両者をミックスするとグリーンに。参加者の皆さんは、それぞれ工夫を凝らし、輪ゴムで絞ったり、グラデーションを作ったり、結び染めにしたり。中には3色全てを使う大胆な挑戦をする方も!

印象的だったのは、家族3人で参加された方々。特に、お父さんの熱心な姿が目を引きました。娘さん(女子高校生)と一緒に、真剣に作業する姿は、とても微笑ましかったです。

毎回、どんな色が出るか心配になるというスタッフの方々。でも今回は、みなさんの作品が美しく仕上がり、ほっとした様子でした。参加者の皆さんの笑顔を見ていると、自然の色彩の魅力を改めて感じる1日となりました。

染め作業の合間には、レモングラスと藍のハーブティーを試飲。自然の香りと味わいに、参加者の皆さんからは「美味しい!」という声が聞こえてきました。

草木染めは、毎回違う表情を見せてくれる奥深い世界。次回はどんな発見があるのか、今からとても楽しみです。皆さんも、ぜひ次回の「森のカルチャー」にご参加ください!