秋の空模様が心配されましたが、朝の霧が晴れ、予定通り野草観察と料理体験を行うことができました。参加者6名、スタッフ9名が集まり、まずは自然の中での野草観察からスタートしました。
ミゾソバ、ゲンノショウコ、ユキノシタ、ヨモギなど、スタッフの説明に耳を傾けながら、参加者は興味深く野草を観察していました。それぞれの野草には薬効や調理方法などがあり、参加者たちはそれらを学びながら自然の恵みを感じ取っている様子でした。
観察を終えた後は、いよいよ料理体験です。秋の季節を感じさせる栗ご飯やムカゴ御飯をはじめ、ヨモギの天ぷら、ミゾソバの和え物、ユキノシタの煮物など、計12品目の料理を皆で協力しながら仕上げました。スタッフが前もって準備していたこともあり、スムーズに進行し、予定時間内に全ての料理が完成。素材の味を生かした素朴な味付けに仕上がり、参加者からは「野草の料理がこんなに美味しいとは思わなかった」「家でも作ってみたい」という声が聞かれました。
この日、参加者は野草の魅力を再発見し、自然と食を通じた豊かな時間を過ごしました。季節を感じながら、自然と共に楽しむひとときが心温まるものであったことは、参加者の笑顔からも感じ取ることができました。