山菜料理を作ろう

秋の空模様が心配されましたが、朝の霧が晴れ、予定通り野草観察と料理体験を行うことができました。参加者6名、スタッフ9名が集まり、まずは自然の中での野草観察からスタートしました。

ミゾソバ、ゲンノショウコ、ユキノシタ、ヨモギなど、スタッフの説明に耳を傾けながら、参加者は興味深く野草を観察していました。それぞれの野草には薬効や調理方法などがあり、参加者たちはそれらを学びながら自然の恵みを感じ取っている様子でした。

観察を終えた後は、いよいよ料理体験です。秋の季節を感じさせる栗ご飯やムカゴ御飯をはじめ、ヨモギの天ぷら、ミゾソバの和え物、ユキノシタの煮物など、計12品目の料理を皆で協力しながら仕上げました。スタッフが前もって準備していたこともあり、スムーズに進行し、予定時間内に全ての料理が完成。素材の味を生かした素朴な味付けに仕上がり、参加者からは「野草の料理がこんなに美味しいとは思わなかった」「家でも作ってみたい」という声が聞かれました。

この日、参加者は野草の魅力を再発見し、自然と食を通じた豊かな時間を過ごしました。季節を感じながら、自然と共に楽しむひとときが心温まるものであったことは、参加者の笑顔からも感じ取ることができました。

ほばしらパトロール~九州自然歩道から爽健の森

本日、保全部は16名でパトロールを行いました。皿倉平から権現周回路を反時計回りに進み、九州自然歩道から東西分岐、市瀬峠で折り返し、爽健の森、権現周回路のパトロール計画です。

爽やかな天気、パトロール日和です。

皿倉平から九州自然歩道までは、8月に作業を行っていますが、枯木が多く見かけられました。

市瀬峠西下り口から九州自然歩道に入りましたが、枯木が多く注意が必要です。枯木ばかり気になりますが、階段の整備も次回の作業で行うことと皆に共有(できたかな)

登山道に倒れた木は、通行の妨げにならない場所へ

思った以上に時間がかかり、今回は市瀬峠折り返しを取りやめることに

横木が崩れた箇所も多く、こちらも対応が必要です。

皿倉平へ戻り、本日のパトロールを終了しました。

今日は、東西分岐で「きのこまみれ」、めぐみの森で「ジャンボサイズ」のきのこ達に会いました。

皿倉山にはアケボノソウも咲いています

第2回野鳥観察会 〜山頂でハチクマの渡りを観よう〜

9月21日土曜日9時30分、帆柱ケーブルカー山麓駅に参加者13名、スタッフ11名(ボランティア研修生6名含む)及び北九州野鳥の会の梅野講師の総勢25名が集まりました。
 予報では皆さんの熱い期待を裏切るような南西の風4m/hでしたが、講師の言うハチクマが飛ぶ5%の可能性にかけて山頂に登りました。
 ハチクマとは夏鳥として日本に渡ってくるタカ科の猛禽類で、全長約60cm、羽を広げると120〜140cmにもなる主にハチの幼虫やサナギを食べる鳥です。夏にやってきて日本各地で繁殖し、毎年9〜10月中旬にかけて南下し、北九州上空付近を通り最終的には東南アジアを目指して飛んでいきます。上昇気流に乗り悠々と飛んで行く姿は人の心をざわつかせます。
 この日の山頂は残念ながら曇天で風が強くハチクマの勇姿を見ることはできませんでした。その後ビジターセンターでの座学で、ハチクマの説明や皿倉山周辺で梅野講師自ら地道にカメラに収めた鳥たちのスライドを見せて頂きました。
 この日はハチクマの渡り観察という目的は達成できませんでしたが、自然には勝てません。昨年の写真を下に載せます、ご鑑賞ください。

参加者の皆さんありがとうございました。