蝋梅の香りに和む登山道 健康登山

本日の健康登山は、煌彩の森から皿倉平へ登り、そこから権現周回路を西回りで半周し、九州自然歩道を経て市瀬峠、田床峠へと進む健脚コース。中河内林道を経由し白木谷に出て、解散地の小嶺台バス停までの道のりは12kmを超える。

天候には恵まれたものの、寒気の影響で皿倉平では気温マイナス2℃と厳しい寒さ。昼食地の八又の桜周辺では寒風が吹きつけ、震えながらの昼食となった。白木谷に入ると風はやみ、参加者38名、スタッフ13名は元気を取り戻し、期待を膨らませながら枝垂れ梅に向かった。しかし、今年の梅は続いた寒波の影響で、まだ固い蕾のまま。それでも、蝋梅の黄色い花びらと甘い香り、そしてマンサクの花が一行の心を温めてくれた。

花のない白木谷梅林ではあったが、ここで全員笑顔の集合写真を撮影。最後は、畑貯水池の湖面に輝く水の煌めきに励まされながら、51名の大登山隊は落伍者なく、無事に小嶺台バス停まで完歩した。

冬晴れに ごみ拾う手も あたたかく(清掃登山 ガイド部)

1月26日、一般参加者15名、スタッフ13名が集まり、集合場所の「ふもと食堂」前は日陰で肌寒い状況でした。途中、強めの風が吹き冷たかったですが、天気は晴れており、この時期としては登山に適した日和でした。

今年初めての清掃登山でしたが、2合目付近や皿倉平周辺にはゴミが多く散乱していました。初日の出を見に車で訪れた一部のマナーのない方々が残したのではないかと想像し、少し怒りが湧いてきました。

参加者の協力のもと、多くのゴミを回収できましたが、ガードレール下の崖にはまだゴミが残っています。危険な場所には立ち入らないよう、十分に注意喚起を行いました。安全が最優先です。

最後に、本日のご協力への感謝と、今後の参加をお願いして終了しました。

また、鏡開きのぜんざいが振る舞われ、温かいサプライズとなりました。参加者の皆さんもおいしく召し上がったのではないでしょうか。

健康登山 ー 雨上がり 小雪ちらつく 縦走路

朝方まで降っていた雨がようやく上がり、小雪がちらつく重い雲の下、一般参加者24名、スタッフ14名で帆柱四山縦走の一日が始まりました。

煌彩の森から旧ふれあいの家を経て表登山道に入り、四合目花尾分かれから花尾山へ向かいました。花尾城の歴史を感じさせる竪堀や石塁、石組み井戸を巡り、たどり着いた花尾山頂からは予想以上に視界が開けており、響灘の向こうに微かに沖ノ島の島影も望むことができました。

次第に冷たい風が強まる中、帆柱の辻を経て二座目の帆柱山を踏破し、下山途中で風よけをしながら昼食を取りました。昼食時に冷えた体を温めるには、権現山への登山路の適度な上りがちょうど良い運動となりました。権現山頂では、昨日まで融け残っていた雪がすっかり消え、そこからの眺望もまた疲れを癒すに十分でした。

最後の皿倉山山頂は寒風が厳しかったものの、射し始めた陽光に照らされた関門海峡や小倉の街並みが間近に見え、その美しさが印象的でした。下山路は国見岩コースを通り、山茶花の赤い花が散り落ちた山道を進みました。参加者38名全員が15時40分に完歩し、10kmを超える行程を寒さに負けずに歩き抜いた参加者たちは、満足げな笑顔でそれぞれの家路につきました。

第3回野鳥観察会 冬の野鳥に会いに行こう

12月8日(日曜日)晴れ
この日は冬らしい寒い朝になりました。一般参加者が子供1人を含む20名、それに講師1名、スタッフ11名の総勢32名での観察会となりました。
9時30分の受付開始でしたが参加者の集まりが早く、前倒しでスタッフ紹介、コース説明、注意事項の説明を行いました。今回は初めに、この日観察が期待される鳥をピックアップ。写真と鳴き声を紹介してスタートしました。


表登山道を登っていくとまずは元気なヒヨドリの声がお出迎え。その先ケーブルカーの線路の向こうのモミジにエナガ、メジロ、シジュウカラの混群が。皆さんその場にくぎ付けとなり双眼鏡で食い入るように観察しました。


口々に可愛いとテンションが上がり幸先の良いスタートでした。しかしその後は声はすれどもと、なかなか出会うことができませんでした。
鳥は一般に繁殖期である春から夏にかけてさえずることが多く、冬はほとんど地鳴きなのです。


帆柱稲荷まで歩き、一旦ケーブルカー山麓駅に戻り山上へ。四季彩ロードから皿倉平、薬用植物園を周りビジターセンターで昼食休憩をとった後、梅野講師の皿倉山で遭遇した鳥や動物のスライドを使った講義を聴きました。
最終的に鳴き声のみも含めて14種類の出会いとなりました。鳥はなかなか姿を見せてはくれませんでしたが、皿倉山の美しい紅葉を満喫していただけたようでした。参加者の皆さんお疲れ様でした。