保全活動~ふれあいの森

7月20日保全部は保全作業を行いました。新人ボランティア2名と保全部員9名の11名の参加です。作業場所まで距離があること、熱中症に注意が必要なことなど注意事項を共有しいざ出発。皿倉平からめぐみの森を通り花尾の辻に向かいます。

最初の作業は、登山道に倒れてきた倒木と枯木の処理です。処理の順番・方向をしっかり打合せ作業に入ります。

高さのある木に悪戦苦闘。チェーンソーの作業は交代しながら、木を倒すのは皆で力を合わせて作業を行いました。

昼食を挟んで次の作業場所へ。

道中で気になっていた倒木も処理。

皆の体調を確認し、本日も無事作業終了しました。

6/23 清掃登山

本日の清掃登山は、雨の予報でしたがスタート時は曇りでしたのでスタッフのみで出発しました。研修生が8名いたため、たびたび休憩をとりつつVCに向かいました。ゴミの量は少なかったものの、四合目付近から雨が降り出し、五合目では豪雨になってしまいました。豪雨の中、七合目下にはシロスジカエデの倒木もありました。(写真)

道路は川のように水が流れ、11時過ぎには落雷もありました。「中止すべきだったか」と反省がよぎる中、12:30頃にけが人もなく無事に終えることが出来ました。

森のカルチャー 山菜料理

時折、木漏れ日が差し込む山頂付近にあるビジターセンターに、ボランティアスタッフや受講生の21名が集まっていた。

今日は野山の恵みを味わう特別なイベントの日だ。スタッフ一同、事前に山菜を採取し、さまざまな下準備をしていた。塩漬けや冷凍にした山菜をはじめ、ピザ生地までも用意された。

そして本日。皆様が到着すると同時に、調理が始まった。キャンプファイアーを思わせる賑やかな空気に包まれながら、出番を待つ食材たちは、次々と演目を務めていく。

やがてお昼を迎え、食事の時間が訪れる。ニラうどん焼きに、イタドリの炒め物。山菜ごはんにはきくらげやミョウガの酢の物。さらに山菜ピザという新メニューも加わり、舌鼓を打つ賑わいとなった。みそ汁に野草の天ぷら、キャラブキやヨモギの和え物など、どれもが春の訪れを実感させる品々だ。デザートとハーブティーも忘れずに。

自然の恵みに感謝しながら味わう、この時間は格別。都会の喧騒から離れ、山の緑に抱かれながら食する。そんな体験に、参加者からは笑顔があふれていた。

食後には周辺を散策。小道を歩きながら、野草を観察したり山の風に耳を澄ませたり。五感で森の息吹を楽しむひとときだった。

この日、皆が自然の魅力を最大限に堪能できたのは、前もってスタッフ一同が準備を重ねてくれたおかげだ。山の恵みに感謝しつつ、それを活かし尽くす人々の工夫と心遣いが随所に現れていた。

最後に、森への感謝の気持ちを新たにしながら、次回のイベントを心待ちにしている参加者の姿があった。都会の喧騒から離れ、春の森の気配に想いを馳せられた、実りの季節の訪れを満喫できた一日となった。

初夏の大蔵・国見登山道コースめぐり

2024年6月16日(日)、最高気温25℃が予想される初夏の日に、総勢55名が参加する登山イベントが開催されました。参加者は一般35名(うち当日欠席者1名)、スタッフ12名、研修生8名の構成でした。北風が2~3mの涼しさを提供する中、帆柱稲荷神社参道からサイクリング道路を通り、丸山台を抜け、大蔵登山道を目指しました。

登山道は、色づき始めたアジサイやたわわに実ったビワの実が迎え、眼下には洞海湾や北九州の街並みが広がり、参加者たちの会話も弾みました。茶臼城址を過ぎるあたりから尾根道は次第に急登となり、一部の参加者に遅れが見られましたが、心配していた熱中症の症状を示す人はおらず、無事に全員が予定通り12時30分頃に皿倉山頂に到着しました。

山頂に向かう途中で見た岩割桜の力強さ、登山道から遠望する関門海峡から小倉の景観、登山道わきに咲くウツボグサやトラノオなどの可憐な花々が、頂上を目指す登山者たちの背中を押しました。快晴となった頂上での昼食タイムは楽しく、皆が疲れを忘れるひとときでした。

下山路では国見岩の眺望を楽しみました。すっかり緑が濃くなった国見岩登山道は、疲れた足に優しく、参加者とスタッフとの会話も途切れることなく続きました。そして、15時丁度に全員が無事に出発地のケーブル麓駅に帰着しました。

今回の登山イベントは、自然の美しさと初夏の爽やかな気候を楽しむ素晴らしい機会となり、参加者たちの心に残る思い出となりました。参加してくださった皆様、そして運営に尽力してくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。