爽やか清掃登山

本日は、清掃登山が行われました。集合時間の10:00には帆柱ケーブルカー山麓駅に、一般参加者5名、研修生3名、会員7名が集まり、総勢15名が参加しました。準備体操を行い、いよいよ出発です。

出発時の気温は既に32℃を超えており、汗だくのスタートとなりました。表登山道はいつも通りゴミが少なく、清潔な状態が保たれていました。参加者たちは汗を拭いながら目を凝らし、少しのゴミも見逃さないように探しました。戦果は少なかったものの、それは喜ばしいことでした。私たちの努力が実を結び、山がきれいなままであることを感じました。

道中では時々立ち止まり、水分補給を行いながら、晴れ渡る空と山のスカイラインを楽しみました。この美しい景色がいつまでも続くことを願わずにはいられません。参加者の中には小学生のお子さんもおり、暑さの中で元気に走り回り、みんなに活力を与えてくれました。

12:00には山頂付近のビジターセンターに到着しました。お菓子やジュースを楽しみながら、幹事から感謝の言葉が述べられ、最後に解散となりました。全員無事に下山し、清掃登山は無事終了しました。

この清掃登山を通じて、私たちは自然の美しさを再確認するとともに、その保全の大切さを改めて感じました。参加者全員が一体となり、山の清掃に取り組んだことで、心も体もリフレッシュできた一日となりました。

ようこそ!皿倉山へ!

本日午後、皿倉山ビジターセンターに中国からのお客様が来館されました。彼らは北九州市にある大学の留学生で、中国各地から来られた方々です。勉強だけでなく、日本の風土や文化を多方面から体験し、その魅力を母国に伝えていただければ幸いです。またのご来館を心よりお待ちしております。いつでも歓迎いたしますので、どうぞお気軽にお越しください。

第3回ほばしら探検隊 飯盒でご飯が炊けるかな?

本日の探検隊は「火起こし体験・飯盒炊飯・キノコ観察」が開催されました。

朝の雨に一抹の不安を感じつつも、小学生隊員21名は元気いっぱいに集合しました。まるで自然の冒険に向かう探検隊のように、子どもたちの顔には期待と興奮が溢れていました。ケーブルカーでビジターセンターへ向かう途中、その笑顔に大人たちも元気をもらいます。

ビジターセンターに到着し、活動の説明を受けた後、私たちはキャンプ場へと足を運びました。朝の雨が嘘のように晴れ渡り、予定通りの活動ができる幸運に感謝しました。まずは洗米から始まり、火起こし、薪割り、炊飯と、まるで一つの大きな物語を紡ぐかのように、一連の作業を進めていきます。

特に火起こしでは、多くの隊員が苦戦しました。濡れた薪と格闘しながら、何度も火をつけ直す姿には忍耐と根気が試されます。それでも諦めずに挑戦を続け、ついに火が灯る瞬間の歓声は忘れられないものでした。おいしく炊き上がったご飯を森の中で食べると、その美味しさは格別でした。大自然の中での食事は、普段の何倍も美味しく感じられるものです。

午後には後片付けを済ませ、帰り道でキノコ観察を行いました。大小さまざまなキノコを発見し、そのたびに歓声が上がります。講師の中附先生から、食べられるキノコや毒キノコについての詳しい説明を聞きながら、子どもたちは自然の奥深さを学びました。森の中にはまだまだ知らないことがたくさんあり、探求心が刺激されます。

ビジターセンターに戻ると、探検隊の歌をみんなで歌い、おやつタイムを楽しみました。清掃を終え、ケーブルカーで下山する頃には、心地よい疲れと満足感が漂います。

「おつかれさまでした。また来月がんばりましょう。」

森のカルチャー 草木染め(赤紫蘇染め)

7月22日、曇り空の下、延期されていた草木染教室が再び開講されました。当初7月11日に予定されていたこのイベントは、天候不良により中止されましたが、ようやく今日、森の中でその魅力的な体験が実現しました。

参加者は全部で4名、さらに3名の研修生と6名のスタッフが加わり、にぎやかな雰囲気の中でスタートしました。この日のテーマは「赤紫蘇染め」。自然の素材である赤紫蘇を使って、白いスカーフを美しいピンク色に染め上げる作業です。

参加者たちはまず、それぞれ手に持った白いスカーフをどう染めるか思い巡らせました。デザインを考え、染め液に漬けることで、時間の経過と共に色が濃くなっていきます。一度染めた後は乾かし、今日は時間に余裕があったため、さらに二度染めにも挑戦することができました。

ピンク色のグラデーションや絞り染めなど、各自の工夫が凝らされたスカーフが次々と完成しました。それぞれのスカーフはまさに唯一無二の作品となり、どのデザインもとても美しく染まりました。

草木染めは、思い通りの色を出すのが難しいとされています。しかし、だからこそそのプロセスには無限の可能性と楽しさが詰まっています。自然の中で染め物を楽しむことで、参加者たちは新たな発見や驚きを経験し、心から楽しんでいただけたようです。

自然と向き合い、その恵みを受けて手仕事に没頭する時間は、まさに心を豊かにするひとときでした。この草木染め体験は、参加者たちにとって忘れられない思い出となることでしょう。