薄曇りの20℃程度の心地よい気温の中、総勢45名、3つの班に分かれて皿倉平を目指しました。急登が続く煌彩の森は、その名の通りの美しさを誇り、心が奪われました。
途中、一名の体調不良者が出ましたが、事前に準備していた熱中症対策用のOS1等を供給しながら、何とか全員を皿倉平まで導くことができました。この一名は皿倉平で離脱し、ケーブルカーにて下山しましたが、残りの私たちはそのまま進みました。
皿倉平での休憩を終え、東河内登山コースを下り、河内貯水池のサイクリングセンターへと向かいました。サクラやツツジが終わった後のこのルートは、ちょうど花々の少ない時期でしたが、参加者同士の賑やかな会話がその見所不足を補ってくれました。予定通り昼食地点のサイクリングセンターに到着し、ほっと一息つくことができました。
午後には、河内貯水池の周回コースを進みました。真紅の眼鏡橋は最高の写真スポットで、ここで集合写真を撮影。橋のたもとには香り高いトベラの花が咲き、その周りを舞うアオスジアゲハの姿に心を奪われました。また、堰堤では河内貯水池の歴史を紹介し、先人たちの残した産業遺産の造形美を味わうこともできました。
堰堤を越えると、綺麗なユリの花が咲いていましたが、ここから先は長いサイクリング道路が続く耐久レースのような道程でした。それでも、参加者同士が互いに励まし合い、ほぼ予定通りの時間にケーブル駅に帰着することができました。長い健脚コースに耐え抜いた達成感は、何物にも代えがたいものでした。
この一日を通して、自然の美しさと仲間との絆を深めることができました。健康のための挑戦は、私たちに新たなエネルギーをもたらしてくれました。次の冒険に向けて、また一歩前進です。