本日は保全部会が登山コースの保全作業の日でした。先日の大雨で落ち葉や枝で詰まってしまった側溝の整理や倒木の撤去、そして朽ちる木の伐木を行いました。朝から一同はヤマボウシ小屋に集まり、簡潔なミーティングの後、道具を手に取り、現場に向かいました。山の上とはいえ、暑さが厳しかったです。道中にある側溝を進行しながら、清掃しました。倒木処理班は登山者から報告のあった場所に直接向かい、現場に着いたらすぐに作業を始めました。
伐木経験者の助言のもとで、チェンソーを使い、直径35cmにもある倒木との戦いに挑みました。作業箇所は登山道ですので、道の両端に警備員を配置しました。時折、「登山者でーすー!」と警備員からの連絡があり、そのたびに作業を一時中断し、登山者の安全を確保しました。倒れる可能性のある重い木を扱うため、切断作業は危険が伴い、緊張感のある現場でした。皆、「ヨイッショ!」と掛け声をかけながら、切断した重い幹を道路脇に押しやって、安全な場所に置きました。
案の定、戦いは保全作業メンバーに軍配が上がりましたが、みんな作業服がびっしょり濡れて、顔から大粒の汗がぽたぽたと落ちていく中でした。昼食は切った丸太の上に座り、鳥のさえずりや蝉の鳴き声を聞きながら、尾根に吹くそよ風を感じつつ、各自のお弁当を美味しくいただきました。
午後はめぐみの森コースを整備しながら帰路につき、途中で小さなハブマムシに出会いましたが、恐れながらも写真を撮ることができました。疲れた一日でしたが、しっかりと熱中症対策が行われていたため、皆元気に、達成感に満ちた1日を過ごすことができました。