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森 の 不 思 議    第1話

「蛎殻のついた岩」
皿倉山は不思議なことが数多くあります

 

 皿倉山は中世代・石炭紀の恐竜時代から、古代・近世に至るまでのいろんな歴史的な変革を秘めた山です。様々な謎めいたこと、不思議なことが埋没しています。

 

 また、こんなにも都市に接近した山でありながら、森林形態がたいへん優れた状態で残っていること自体、不思議だと言えるのではないでしょうか。市内でもこれだけの資源はないのです。

 

 その理由は、皿倉山一帯の森林は昔から地域住民の生活に密接しており、その豊かな山の恩恵を受けていたからではないでしょうか。森林資源が豊富であることは、他の生物、昆虫や野鳥の生息環境にも適していることです。植物にまつわる不思議な営み、知られざる昆虫との共生関係など数多くあります。

 

 今回は初回でもあり、今もって「謎のまま」の史実についてまとめてみました。江戸時代の博物学者「貝原益軒」は、皿倉山には「蛎殻のついた岩が多い」と述べていますが、未だに発見されていません。森林植物園の東側にそれらしき岩石の集まりがありますが先日5人の目で確認してみたところ、湖底の砂利のかたまりで「凝灰角礫岩」の一種でした。

 

 「蛎殻のついた岩」こそ皿倉山が湖底から隆起したとする証拠です。益軒先生の記述を信じつつ、「大発見」の日を期待しています。

 

「蛎殻のついた岩」の様な
  湖底の砂利の写真
皿倉山の森の岩
 
   
   
   
 
   
   
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